OUTBACKで生まれたちょっといいお話集

これは、私がアウトバックで働いていて良かったな、と思った経験談です。

海老名

OUTBACKER | Hinanoさん
2024 Vol.10 Episode13

 これは、私がアウトバックで働いていて良かったな、と思った経験談です。この話をする前に、一つ、私が小さい頃、家族と一緒にアウトバックで食事をした時のお話をします。私の家族は、私が小さい頃からアウトバックが大好きで、家から近い所にあったので、記念日やバースデーの度に食事をしに来ていました。私はアウトバックの塗り絵とクレヨンのサービスが大好きで、毎回来る度にずっとお絵描きをしていた記憶があります。そして塗り絵だけでなく、まだコースターが紙だった頃なので、コースターの裏側にもお絵描きをしていました。するとそれを見たスタッフの方が、新しいコースターをたくさん持ってきてくれたのです!私はとても嬉しかったのを覚えています。そしてそのスタッフの方に、コースターの裏側に絵を描いてプレゼントしました。何を描いたのかは忘れてしまったのですが、仲良くなれたのが嬉しくて、何かプレゼントしたかったのだと思います。
 そして話は戻って、私が出会ったある家族のお話です。そのご家族様は、お父さま、お母さま、兄ちゃん、妹ちゃん、弟くん、の5人家族でした。私はそのご家族のテーブル担当でした。食事が終わるまでは、いつも通りオーダーを取って、お料理を出して、少しお話をして、といつも通りの接客をしていました。そして伝票を出す時には、私はいつも伝票にうさぎのイラストと"Thank you"のメッセージを書いています。いつもと同じように、メッセージを書いた伝票を出すと、3人の子供たちはとても喜んでくれました。「かわいー!上手ー!」と、たくさん褒めてくれました。そしてその子たちは、私がいなくなると、お母さまの持っていたペンで、その伝票にたくさん絵を描いて、私にプレゼントしてくれました。私は、自分が小さい頃に、コースターに描いた絵をプレゼントしたことを思い出しました。自分がプレゼントする側から、プレゼントしてもらう側になることができたのです。プレゼントしてもらえてとっても嬉しかったです。そして、昔出会ったスタッフさんのように、今度は私があの子たちを喜ばせることができて、とても幸せな気持ちになれました。私は今でもずっとその絵をバインダー挟んで大切に持っています。いつもその絵を見るたびに幸せな気持ちを思い出すことができます。それ以来、私は伝票へのメッセージを書くことが楽しみになりました。絵の種類を変えたり、色をつけたり、喜んでもらえるために工夫して書いています。その後も、伝票を見て可愛いと褒めてくれたり、写真を撮ってくれたり、と喜んでくれるお客様がたくさんいて、毎回とても嬉しい気持ちになります。これからも伝票をたくさん可愛くして、お客様にとってお店で過ごす最後の最後の時間まで、喜んでもらえるように頑張りたいと思います。