小さい頃に、家族でアウトバックを利用していたことがきっかけで、アルバイトを始めました。
私はアウトバックでアルバイトを始めて、約1年と少しになります。小さい頃に、家族でアウトバックを利用していたことがきっかけで、アルバイトを始めました。今回は、アウトバックで働いていて、とても嬉しく感じ学びになったことを紹介したいと思います。
私が働いている店舗では、外国人のお客様が多く来店されます。その中には、日本語がとても上手な方、反対に日本語がほとんど喋れない方など、様々なお客様がいます。私は、昔から英語を主として、語学に関して興味はありましたが、必要最低限の短い会話や語句を使用できる程度でした。
ある日の平日ディナータイムに、私の担当テーブルに外国の方と思われる男性5名が来店されました。私は、アウトバックで1年近く働いている中で、積極的に英語を使いコミュニケーションを頑張ろうと決め、様々な機会で英語での接客を試みるようにしていました。その日は平日で来客も多くなかったため、英語での接客を頑張ろうと挨拶をしに向かいました。その方たちは、日本語がほとんど話せないようで、英語での挨拶を真摯に聞いてくれました。最初のドリンクを聞いてその準備に戻ろうとした時、一人のお客様がスマホの画面を私に見せました。そこには、翻訳アプリが表示されていて「今日は、チェック柄のシャツを着ている人の誕生日だから、チーズケーキのサプライズと、彼のお会計は私が払う。」と書いてありました。私はそれを見て、本人に悟られないようにしている工夫と、言語の壁を上手く活用したやり方に、とても驚きました。そして、絶対に喜んでもらおうと意欲が湧きました。ただ、このお客様のオーダーはそれぞれこだわりがあり、ところどころ私には聞き取れず理解できなかったり、冗談に対してあまりいい反応ができなかったりと、お客様を少し困らせてしまうことがありました。私は、やはり言語の壁はそう簡単に乗り越えられないな、と感じてしまいました。他のアウトバッカーの手を借りて、何とか正しくお料理の提供をすることができました。
そして、いよいよ!サプライズのデザートを提供する時間になりました。そのサプライズを計画した本人とは、アイコンタクトやジェスチャーで、用意していることや、これから持ってくることを伝えました。ロウソクを付けたデザートを持って、チェック柄のシャツの男性へ、「Happy Birthday!!!Surprise!!!」と提供しました。その男性は、一瞬驚いた表情をした後に笑顔で「Thank you!」と言われて、5名全員がとても喜んでくれました。サプライズは成功に終わったのです!オーダーの際に戸惑ってしまったことを申し訳なく思っていた私は、お会計などが終わった時、お客様に、「あまり上手な英語が喋れなくてごめんなさい。」と英語で言いました。すると、お客様が揃って、「そんなことないよ、とても上手だったよ。」「サプライズを成功できたし。」そして、「アナタハスゴイヨ。」と、日本語で伝えてくれました。私は思わず「ありがとう。」と日本語で伝えました。
この出来事を通して、私は言葉の壁があったとしても、伝えよう、汲み取ろうとする気持ちによって、お客様へより良いサービスを提供することができること、アイコンタクトやジェスチャーなど、言葉以外のコミュニケーションの大切さの意味を理解することができました。これからも、語学に対する関心や努力はもちろんのこと、お客様へ真摯に向き合い、伝えよう、読み取ろう、とする気持ちを忘れずに、アウトバッカーを続けたいと思います。