誕生日になると、私が言わなくても、親が予約をしてくれていて・・・
現在、私はアウトバック名古屋栄店でアルバイトをしています。私は幼い頃からこのお店が大好きで、毎年、誕生日には家族でアウトバックを訪れ、必ずベビーバックリブを注文していました。誕生日になると、私が言わなくても、親が予約をしてくれていて、毎回お店に向かう時はワクワクしていました。
お店に入る瞬間の、香ばしい香りや照明の温かさに包まれながら、少し緊張しつつも、特別な気持ちで食事を楽しんでいたのを覚えています。私は、小さい頃から海外の雰囲気が好きで、アウトバック独特のアメリカンな空気感が、たまらなく好きでした。日本ではあまり見ない、受付のスタイルや担当制の接客など、海外のようなサービスにいつも感動していました。お店の雰囲気やスタッフの笑顔が、とても輝いて見え、「いつか自分もこのお店で働きたい。」そんな憧れをずっと抱いていました。
大学に入学した春、入学祝いに家族でアウトバックに行き、いつも通りの料理を楽しんで帰宅した翌日、私はすぐにアルバイトの応募をしました。面接当日はとても緊張していて、朝早く起きて髪を丁寧にセットし、普段は着ないジャケットに袖を通し、少しでも良い印象を与えられるようにメガネまでかけました。絶対に遅れたくなかったので、予定より30分早く家を出て、栄で時間を潰しながら心の準備をしました。
いざお店を訪ね、元気に挨拶をしましたが、面接を受けたときは、本当にドキドキしていました。面接が終わってすぐに「合格です。」と言われた瞬間、信じられないほど嬉しかったのを覚えています。すぐに両親へ電話をかけると、一緒に喜んでくれました。帰り道はずっと笑顔で、大学生活と新しいアルバイトの始まりに胸を弾ませていました。
アルバイトを始めたばかりの頃、私は仕事を覚えることで精一杯で、他のスタッフとの距離を感じていました。最初に思ったのは、「みんなすごく真面目に働いていて、ついていけるだろうか。」という不安でした。面接時にもらったメニュー表を、大学で必死に覚えようとしましたが、テストでは良い結果が出せず、落ち込むこともありました。独り立ち後も、ミスをしては先輩や店長にフォローしてもらい、そのたびに、申し訳なさと悔しさが入り混じっていました。さらに、私は見た目が少し怖いと言われることが多く、もしかしたら、怖がられているのでは…、と勝手に思い込んでいました。今振り返ると、自分で壁を作っていたのかもしれません。
そんな不安な日々の中、ある日「ご飯行く?」と先輩に声をかけてもらい、とても嬉しかったのを、今でも覚えています。その日をきっかけに、距離が一気に縮まり、自分から挨拶や会話をするようになりました。ようやく、憧れのアウトバックの一員になれたと実感できた瞬間でした。
大学生活が始まり、環境の変化に戸惑い、落ち込むことも多かった私にとって、バイトの時間は、心から楽しめるひとときでした。大学では趣味や価値観の合う友人が少なく、孤独を感じることもありましたが、アウトバックの仲間たちは、海外が好きだったり、明るく前向きな人が多く、すぐに打ち解けられました。仕事中は、みんなが同じ目標を持って、助け合いながら働いており、自然と笑顔が増えていきました。バイトに行くたびに、「お疲れ!」と笑顔で迎えてくれる仲間がいることが、何より嬉しく、日常の活力になっていました。中でも、しょうへいさんという先輩の存在は、とても大きいです。私はトレーニングのステップ1と2のときに、しょうへいさんから直接、多くのことを教わりました。初めは、真面目で少し怖い印象がありましたが、話してみると、すごく優しくて面白い先輩でした。バイト中は、自分のテーブルをしっかり担当しながらも、仲間の手助けを率先して行い、バー業務なども完璧にこなす姿に心から尊敬しました。しょうへいさんはプライベートでも面白く頼れる人ですが、仕事面でも本当に尊敬できる理想の先輩です。
昔、私が店員さんの笑顔に強く惹かれた理由が、今なら分かります。それは、アウトバックには他では得られない経験や、大切な仲間とのつながりがあるからです。この半年間で、ただ接客を学んだだけじゃなく、人との向き合い方や自分の弱さと、どう向き合うかを学びました。最初は不安ばかりで、自信もなく、周りに助けられてばかりだったけれど、今では、お客様の前に立つとき、自然と笑顔になれるようになりました。それは、あのとき憧れていた“輝いて見えた店員さん”に、少しずつ近づけているからだと思います。
これから先もきっと、うまくいかない日や悔しい日があると思います。でも、そのたびに初心を思い出して、“あのときの自分が憧れた自分”になれるように成長していきたいです。そして今度は私が、新しく入ってくる誰かの憧れになれるように、お客様にも仲間にも“この人みたいになりたい”と思ってもらえるような存在を目指して、これからも全力で頑張っていきたいです。
