私は2023年3月に、約5年間働かせていただいたアウトバックを卒業した者です。
この物語を通じて“感謝”をお伝えします。私は2023年3月に、約5年間働かせていただいたアウトバックを卒業した者です。19歳の時にステーキ屋さんで働きたいと、軽い気持ちでアルバイトに応募したことがアウトバックとの出会いでした。私はこれまで、最後まで何かをやり切った経験がなく、すぐ諦めるような性格だったので、しんどかったら、きつかったら、すぐ辞めるんだろうな、と思っていました。しかし働いてみると、同期や先輩がとてもフランクに接してくださり、すぐにアウトバックが好きになりました。働き始めて少し経った頃からは、楽しいだけの職場ではないことを感じ始めました。当初はよく、言葉遣いが間違っている、姿勢が悪い、と怒られ、忙しい時には、あちらこちらからお客様に呼ばれ、ペアを組んでいるアウトバッカーだけでなく、遠くのエリアを担当している先輩にさえ助けてもらい、その時その時をやり過ごすのに精一杯で、しんどく、辛い、と感じた時期もありました。それなのに先輩は、楽しそうに仕事していました。その時、“悔しい”という気持ちと、“羨ましい”という感情に駆られたことを、今でも覚えています。それからは、自分もできるようになりたいと思い、先輩のお客様とのコミュニケーション方法や、距離の詰め方を観察して真似て、時間を掛けて自分のスタイルにしていくことができました。そしてある時私は、アウトバックは一所懸命に働いて楽しいと感じることができる職場なんだ、と知りました。ペアというお互いがお互いを助け合える制度があり、すごく忙しくて汗まみれになっても、営業が終わると達成感があり、それを皆で共有することで仲も深まり、なんてすごく楽しい職場なんだと感じ、アウトバックがさらに好きになりました。
そんな中、大好きな先輩が卒業する時のことです。先輩っ子だった私は、先輩が自分に感じさせてくれたアウトバックへの想いを、先輩のように後輩に伝えることができるのか?と不安な時期がありました。その事を先輩に相談すると、「そのままのあなたでいたら、自然とみんなが慕ってくれるよ!No1.のムードメーカーで頑張って!」とお言葉を頂きました。私は自分が楽しそうに働くことで後輩に伝わり、それがまた次の世代に繋がって、ずっとアウトバックが明るく活気のある店になれると考えました。それから難しいことは考えずに、自分らしく、あの時見た、忙しくても楽しそうな先輩のようになろうと心掛けました。卒業後も、自分は良い先輩として、自分の想いを後輩に伝えることができただろうか?と思っていました。そんな時にある後輩のアウトバック物語を読ませていただくと、そこには私についての物語がありました。それを読み終えると、抱えていた不安がなくなり、自分が行ったことは間違っていなかったんだと感じることができ、安堵しました。
私は、学生時代の約5年間をアウトバックで働いて、すごく良かったと思っています。テーブルマナーや人間関係、後輩指導、接客などのコミュニケーションスキルを学べたこと、そして何より営業中だけでなく、プライベートでもアウトバッカーの方たちと、かけがえのない思い出を作ることができたこと、全ての経験に感謝です。
そんな私は現在、薬剤師として働いています。今でもそうですが、今後もアウトバックで培ってきたスキルや経験は、すごく役立つものだと感じています。これからもこの経験を活かして頑張りたいと思います。ありがとうございました。そして今日は、お世話になった先輩方と一緒に、後輩たちが働くアウトバックに食事に行って来ます。