OUTBACKで生まれたちょっといいお話集

アウトバックのMissionとVisionをご存知でしょうか?

品川港南

OUTBACKER | SAKURAさん
2024 Vol.10 Episode22

 皆さんは、アウトバックのMissionとVisionをご存知でしょうか?「思いやりとまごころを込めた食の提供を通じ、従業員、お客様、ご縁のある方々に感謝と喜びを届け、皆さまが幸せになってもらえる会社になる」「日本一たくさんの感動物語が生まれる会社になる」これらが、アウトバックのMissionとVisionであり、私たちアウトバッカーの仕事は、これを唱和してから始まります。ひとりひとりのお客様のアウトバックでの経験が、特別なものになるよう、その時の私たちにできる精一杯のおもてなしでお迎えします。アウトバックでの日々は、本当にたくさんの感動物語で溢れています。今回は、お客様に幸せと感動を届ける側の私が、逆にお客様に感動させられた日についてのお話を紹介したいと思います。
 その日はいつも通り出勤し、私が担当する予定のお客様の情報を確認していると、備考欄に「Yちゃん、お誕生日おめでとう」と書かれていました。お客様の予約時間になり、Yちゃんを含めたご家族がいらっしゃいました。早速、自己紹介と挨拶をして、料理の注文を受け終わると、Yちゃんのお母さまから、「SAKURAさん、私たちのことを覚えていますか?」と声を掛けられました。実は1年前、私がお客様を初めて一人立して担当した日に、Yちゃんとお母さまがご来店されていたのです。私はすぐにその日のことを思い出したことを伝えると、「すごい成長したね。胸のピンバッチもたくさん増えて、もう一人前のアウトバッカーだね!会いたかったよ。今日SAKURAさんが担当で、本当に良かった。」と、とても嬉しいお言葉を頂きました。1年に一度のお誕生日がYちゃんの思い出に残るよう、その時の私にできる精一杯の接客を行いました。
 食事も終わり、いよいよサプライズのデザートを出す時、私は手の空いているアウトバッカーたちに声を掛け、盛大にHappy Birthdayの歌を歌いました。Yちゃんはとても喜んでくださり、一緒に写真も撮りました。そしてお店の閉店時間になり、お見送りすると、Yちゃんから手紙を頂きました。そこには、素敵な絵と“さくらお姉さん、本当にありがとう。”というメッセージがありました。そして、「絶対また会おうね。」と約束をして別れました。こんな素敵な体験ができたこと、人に恵まれた温かい環境で働けることに、感謝をしています。
 アウトバックのMissionやVisionは、感謝や感動をお客様からも頂き、私たちが心から喜びを感じた時に、さらに質の高いサービスを提供できるのかもしれません。私たちは、お客様にお育ていただき、成長していくのだと最近は強く感じています。今後も、その時々で出逢うお客様と素敵な時間を過ごし、思い出に残る物語をたくさん創れるアウトバッカーとして頑張っていきます。