OUTBACKで生まれたちょっといいお話集

従業員による“塗り絵のコンテスト”が行われることになりました!

海老名

OUTBACKER | KIYOSHIさん
2026 Vol.12 Episode15

 もう何年も前のことになります。アウトバックで従業員による“塗り絵のコンテスト”が行われることになりました。いつも、お料理が来るまでの間、お子様に楽しんでもらう塗り絵を、新しく従業員がオリジナルでデザインする、というものだったと思います。
 私は特別絵が上手いわけではないし、アイデアがあるわけでもないと思っていましたが、何年か働いている中で、自分にも何かお客さまのためにできることはないのかな?と思い悩んでいた時期でもありました。もし、自分がデザインした塗り絵が実際に採用されて、アウトバックを楽しんでもらうことに繋がったら、素直に嬉しいなぁ~と、ほんの少しの期待を胸に、挑戦してみることにしました。しかし、挑戦をしてみたものの、全くうまく作業は進みませんでした。私には、何の経験もなければ、才能もなかったからです。私の支えは、「何かできないかな?」という思いだけでしたが、2週間程の時間を要して、何とか塗り絵を完成させることができました。
 そして、月日は流れ、塗り絵のことを忘れている頃に、店長から結果の報告を受けました。なんと、私がデザインした塗り絵は、最優秀賞か何かの賞を取り、実際に塗り絵として、お客さまに楽しんでもらえることになったのです。その報告を聞いた時は、正直嬉しいという気持ちは全くなく、ただ驚きの気持ちしかありませんでした。でも実際に、お客さまが塗り絵を楽しんでいる姿を見たり、私がデザインしたことに気付いてくれて、メッセージ付きで塗り絵をプレゼントしてくれたりして(今もロッカーで大事に保管しています)、私の心はほっこりした気持ちでいっぱいになり、少しずつ嬉しさを実感できるようになったのです。そして、少しでも楽しんでもらえていることを実感した私は、他にも何かできることはないのかな?と、ちょっとしたことでも、やってみようと思うようになりました。
 塗り絵の中に、私は一つのメッセージを入れました。“It’s been a long way, but we’re here.”長い道のりだった。しかし、我々はここまで来た、という意味です。塗り絵を作ることは大変だったけど、何とかできた!という意味も含ませています。アウトバックに入ったばかりの時は、何もできなかった私ですが、昔よりも多少は仕事を覚え、少しはお客さまを楽しませることができている、と信じています。そして今、私は店頭にディスプレイする看板のデザインを任せられるようになりました。今なら少しは自信を持って言えるでしょうか?“It’s been a long way, but we’re here!!”
 P.S.「これから先、海老名店の塗り絵はずっとこれにしよう!」と言ってくれたNATSUKIさん。あの時は恥ずかしくて言えなかったけど嬉しかったです!ありがとうございました!!