OUTBACKで生まれたちょっといいお話集

旅行で日本を訪れている、アメリカ人のお父さんと娘さんお2人のお客様を担当しました。

梅田

OUTBACKER | KANOさん
2026 Vol.12 Episode17

 私は1ヶ月ほど前に、旅行で日本を訪れている、アメリカ人のお父さんと娘さんお2人のお客様を担当しました。
 最初にお話した時、お父さんはとても陽気で優しい方でしたが、娘さんはあまり明るい表情ではなく、私は少し緊張していました。また、このお2人はアメリカのアウトバックに何度も訪れているらしく、メニューにもとても詳しくて、いつも頼んでいるベイクドポテトを、今回も楽しみにしてくれているようでした。でもその日は、注文していただいた時には、売切れになってしまっていました。娘さんはかなり残念そうにしていて、私はさらに機嫌を損ねてしまった気がして、話しかけづらく思ってしまいました。
 私は初めて会うお客様と、業務に関わること以上の会話をすることに、苦手意識があります。そのため、海外の方が来られたときには特に、お料理の提供後に、何か問題がないかお伺いする際、お客様とたくさん会話をしようと心がけています。でもその日は、私の方が少し気まずく思ってしまっていたので、とりあえず、料理の焼き加減やお味だけは聞こうと思って、テーブルへ向かいました。しかし、お父さんのほうがなぜか私に興味を持ってくれて、たくさん私に質問をしてくれました。そこから始まった会話を通じて、そのお二人が日本のどこを旅行したのか。アウトバックにはよく来るのかなど、必要最低限以上の会話をすることができました。
 そして、会話の中で、娘さんと私が同い年であるということが分かり、そこからお父さんだけでなく、娘さんとも大学のことや今後の進路についてなど、たくさんお話をすることができました。また、お料理もベイクドポテトの代わりに、マッシュポテトにトッピングをしてもらってお出ししたのですが、「美味しいよ。」と笑顔で言ってくれました。そしてお見送りの際、初めは無表情で、ベイクドポテトがなくて残念そうにもしていた娘さんが、笑顔で「Good luck in your career!」と私の肩を叩いてくれて、「Thank you.」と言いながら帰っていってくださいました。
 この経験で、お客様にとってのアウトバックというレストランでの満足度は、料理やドリンクだけではなく、その場の雰囲気やサーバーの心遣いも含めて、総合的にその時間を楽しめたかどうか、で決まるものなのだと、改めて気付くことができました。これからも自分のサービスで、お客様に満足して帰っていっていただけるように、心がけたいと思います!