OUTBACKで生まれたちょっといいお話集

長く働いていると、顔見知りや仲の良いお客様もさくさん出来て・・・

品川高輪

OUTBACKER | YAMATOさん
2025 Vol.8 Episode3

 私はアウトバックに長く在籍しています。長く働いていると、顔見知りや仲の良いお客様もさくさん出来て、友人にまで発展したお客様もいらっしゃいます。今回は、その中でも、毎回ご来店されるたびに、近況を報告したりして、よくお話しをさせていただく、仲の良いご夫婦の常連さまのお話しです。
 以前まではよくお越しいただいていましたが、コロナ感染の拡大で、お店の時短営業や休業が続き、長い間お会いできなくなりました。「そろそろ会いたいな。元気かな?次いつ来るかな?」と、ただただ思う日々が続きました。
 休業期間も明け、ある金曜日に久々にご来店されました。その日は、私は出勤していなかったので、後日、社員の方から「仲の良いあのお客様が来たよ。」と聞きました。「良かった。また戻って来てくれたんだ。でも会いたかったな。」と思った矢先に、衝撃的なことを耳にしました。
 旦那さまが病気でお亡くおなりになられていました・・・。
 コロナ禍になる前でも、今回よりも長い期間、ご来店されていない時があったかと思いますが、まさかそういう事情だったとは知るよしもありませんでした・・・。奥さまの気持ちが少し落ち着き、休業も明けたので、久々に大好きなアウトバックに来てくれたとのことでした。あまりにも衝撃的なことだったので、聞いた瞬間、とても気持ちが寂しくなり、切なくなり、悲しくなり、「旦那さんとはもう会えないんだ。もっとたくさん話しておけば良かった。」という強い後悔も覚えました。「とりあえず早く奥さんの顔が見たい。お話しがしたい。」と言う気持ちがさらに強くなりましたが、それからも、何度もすれ違いでなかなか会えませんでした。ある日ようやくお会いすることができると知ったので、お手紙を書き、来店時間まで待っていると、奥さまはご友人たちと来てくれました。久々に顔を見た瞬間、ホッとした反面、色々な感情が浮かび、涙が流れそうになりました。奥さまは普段からとても明るく元気な方ですが、彼女も私にやっと会えた喜びをあらわにしてくれて、お互いに少し涙目になっていました。久々に会えて心の底からホッとしました。
 奥さまが次にご来店された時には、「お返しに。」と私に手紙も書いてきてくださいました。それからも、奥さまはご友達や同僚の方々とよくご来店いただけるようになりました。お会いできた時には、毎回、必ずご挨拶をして、お話しをして、お互いに笑顔になります。私にとってこれからもずっと、とても大切にしたいお客様のお一人です。
 最後にメッセージを・・・。「◯◯さん、本当にいつもありがとうございます。大好きです。」