昨年の夏の日に、誕生日でご来店いただいた二人のお客様がいました。
昨年の夏の日に、誕生日でご来店いただいた二人のお客様がいました。私はそのテーブル担当で、食後にバースディサービスのデザートをご提供して、ご自身で記入するバースディカードをお渡ししました。その後お話の中で、私とお客様の出身地がとても近いと分かり、話が盛り上がりました。そしてお帰りの際に、 「ありがとう、今日楽しかった。」と言ってくださいました。私もそのバースディカードにメッセージを書いて、翌年にお客様へ発送するため、お店で保管していました。
そして今年の夏のある日に、バーの周りを片付けていると、社員さんに、「ミシェルが担当したお客様がいたよ。」 と声を掛けられ、よく話を聞くと、昨年お越しいただいたその時のお客様が、バースディカードを持って、今年もOUTBACKでお誕生日のお祝いをしに来られたと気付きました。直ぐにそのテーブルに向かうと、私があいさつする前にお客様から先に、「あっ、ミシェルだ。」と声を掛けていただき、覚えてくだっていたことが嬉しかったです。慌ただしいお見送りになってしまいましたが、お客様は、 「来年また来ます。」 と言いながら満足した顔でお帰りになりました。
“お客様にとってテーブル担当は一人しかいない”という、OUTBACKに入ってからいつも耳にする言葉の意味をよく味わいました。